マーラってどんな生き物?マーラの飼育方法や特徴について紹介!!
マーラは顔はカピパラに似ていて、耳はうさぎのように長く、鹿のような体をしている不思議な動物です。珍しい動物なので、名前を聞いたことがない人も多いと思います。今回の記事ではマーラの特徴やペットとして飼育する方法について紹介します。
マーラという動物を知らない人も多いんじゃないでしょうか。動物園で見かけることもるとても不思議な動物です。
不思議な見た目をしていて可愛らしいので、飼ってみたい人も多いと思います。マーラは珍しい動物ですが、実は日本でもペットとして飼育することができます。
今回の記事では、マーラの特徴や飼育方法について紹介するので、マーラを飼ってみたい方はぜひ読んでみてください。
マーラについて
マーラはテンジクネズミ科に分類されているネズミの仲間です。ちなみにカピパラもネズミの仲間で、カピパラはネズミの中では最大の種類です。テンジクネズミ科にはカピパラの他にも有名な動物ではモルモットがいます。
マーラもネズミの中では大きな種類で、カピラらについで2番目に大きな体をしています。
アルゼンチンの固有種で、メジャーな動物ではないので、動物園でもなかなか見かけることがありません。
マーラの特徴について
次にマーラがどう行った場所に住んでいるかやどんな生態をしているかについて紹介します。
生息地について
先ほども紹介しましたがアルゼンチンに生息している動物で、パンパと呼ばれる温帯の草原に生息しています。
起伏の少ない土地で、広く平坦な草原が大部分を占めている土地に生息しているので、いち早く天敵に気づくことができるように大きな耳を持っています。
体長について
マーラは大人になると60〜70cmほどまで成長します。ネズミにしては大きく、カピパラについで2番目に大きな種類です。
体重は8〜9キロほどまで成長するので、中型犬ほどの大きさになります。
生態について
マーラは昼行性の動物で、夜は巣穴の中で休んでいます。
自分で穴を掘ったり、ほかの動物が掘った穴を巣穴として利用しています。普段は複数のペアで群れを作り生活をしています。
群れを作って生活をしていますが、繁殖期になるとオス同士は激しく争うことがあります。
繁殖期になるとマーラは穴を掘り、そこに1〜3頭の赤ちゃんを生みます。メスは毎日何度か穴を訪れて授乳をします。このときオスは見張りのしています。
群れを作って生活するマーラはいくつかのペアで同じ巣穴に赤ちゃんを生みます。同じ巣穴を使用しますが、授乳するときは自分の子供にしかしません。
走るのとジャンプするのが得意な動物で、走行速度は時速45kmほどになると言われています。
食性について
草食性なので、干し草や草や木の根などを食べています。
マーラはネズミの仲間なので、一生歯が伸び続けます。なので、硬い食べ物を食べることで自分の歯を削ります。
飼育下でもちゃんと歯が削れるように硬いものを用意しておきましょう。また、マーラは餌だと思えば色々なものを噛んでしまいます。電気のコードやかじられて困るものは隠しておくようにしましょう。
マーラの寿命について
ペットとして飼育されることが少ないので、はっきりと寿命はわかっていませんが、マーラの寿命は7〜14年ほどと言われています。
ただ、飼育下で同じだけ長生きさせてあげられるのは難しいと思います。マーラの寿命は動物園などで飼育されている個体から計算されています。
なので、長生きさせたい場合は、動物園と同様の安全でストレスのない環境で飼育することができるようにしましょう。
マーラの販売価格について
マーラはペットとして一般的ではないので、販売価格に差がありますが、15〜20万円ほどで販売されています。
動物園などで飼育されることが多いマーラですが、個人でも購入することができます。インターネットなどで調べてみるとマーラを販売している業者を見つけることができるので、探して見てください。
マーラはペットとして飼育できる?
現在マーラはワシントン条約などで規制されているわけではないので、個人でペットとして飼育することができます。
特別な許可や申請などをしなくても飼育することができますが、飼育は大変なので十分注意してください。
マーラの飼育は大変?
マーラは日本でもペットとして飼育することができますが、手軽に飼えるペットではありません。
マーラがなぜ飼育が大変だと言われるのか簡単に紹介します。
室内飼育はむずかしい
体長が60〜70cmほどと中型犬ほどあるので、犬用の大きな飼育ケージを用意するか庭などで飼育する必要があります。
マーラは犬のようにトイレを覚えるわけでないので、室内での放し飼いは難しいと思います。個人で飼育する場合は屋外で飼育することになると思います。
飼育する場合は庭にマーラが走り回ることができるだけのスペースを作る必要があります。また、マーラはジャンプ力がとてもあり1.5メートルほどジャンプすることができるので、柵はマーラが飛び越えないように2メートル以上の柵を用意する必要があります。
トイレを覚えられない
マーラはどこにでもフンをします。
トイレを覚えることができないので、室内で飼育する場合は毎日こまめに掃除をする必要があります。
室内で飼育する場合は飼育スペースにはペットシートなどを敷いて、掃除がしやすいようにしておきましょう。
なんでもかじってしまう
げっ歯類なので、なんでもかじってしまいます。
室内で飼育していると柱や壁、電気のコードや家具などなんでもかじってしまいます。家具がかじられるだけならいいですが、電気のコードをかじってしまうとマーラも怪我をしてしまうので、飼育する際は注意が必要です。
マーラはオス同士が喧嘩をするときは背中をかじって攻撃をします。人間の手などを噛まれてしまうと大怪我をしてしまうので、扱いには注意が必要です。
マーラの餌について
餌はウサギと同じものを与えて飼育することができます。
チモシーなどを与えることができます。飼育スペースには牧草の他には硬い木など飼育スペース内に入れておいて、歯を削ることができるようにしておきましょう。
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