キツネをペットにできる?飼育することができるキツネの種類を紹介!!
狐って可愛いですよね。ペットとして飼育されることはほとんどありませんが、昔から日本人に馴染み深い動物で、様々な場所でマスコットになっています。とっても可愛いので飼ってみたい人も多いですがペットとして飼育できるのかわからないことも多いですよね。今回の記事ではキツネをペットにできるのかとペットにできる狐の種類を紹介します。
キツネは日本では北海道に生息しています。
キツネは表情も可愛らしく、もふもふとした毛がとても綺麗なのでペットとして飼育してみたい方も多いと思います。海外ではペットとして飼育されることもあり、ロシアではペット用のキツネが繁殖されていいます。
今回の記事ではキツネをペットにできるのかとペットにできるキツネの種類について紹介するので、キツネを飼ってみたい人はぜひ読んでみてください。
キツネはペットにできる?
結論から言えば、キツネはペットとして飼育することができます。
特別な許可や申請などをしなくても一般家庭で飼育することができます。申請や特別な許可は必要ありませんが、飼育はとても大変なので気軽に飼育することができるペットではありません。
キツネは国内でペット用に繁殖された個体が販売されているので、相当な覚悟と飼育環境を用意することができればペットとして飼育することができます。
キツネの生態について
キツネは北海道に生息しているイメージがありますが、北海道以外にも本州、九州、四国など広い地域に生息しています。
キツネは犬や狼と同じイヌ科に属している動物です。犬と同じなら飼いやすいと思う人もいるかもしれませんが、犬とキツネでは生態が違うので同じように飼育することはできません。
犬は集団を作って生活しています。犬の群れは縦社会になっていて、家族をボスと認識すればいい関係を作ることができます。
それに対してキツネは単独で生活していて、ボスを持ちません。
集団の中でボスの言うことを聞くということはないので、犬のように人の言うことを聞かせたり、しつけをすることはできません。
また、キツネはペットとして飼育されることも少なく、飼育方法は確立されていません。一般的なペットではないので、キツネを診察してくれる動物病院を探したり、飼育に関する情報を探すのは大変です。
キツネの寿命について
野生のキツネの寿命は10年ほどと言われています。
ただ、野生の個体は天敵に襲われてしまったり、事故にあって命を落とすことがあり、寿命を全うすることができる個体は少ないです。
ちゃんと飼育環境を整えることができれば10年以上生きることがあります。
飼育できるキツネの種類
次はペットとして飼育することができるキツネの種類について紹介します。
日本に生息しているキツネも法律上飼育することはできますが、ペットとして販売しているお店がないので、入手することができません。
なので、ペットとして販売されていて、飼育することができる種類のキツネを紹介します。
フェネック
フェネックはペットとしても飼育されることが比較的多く、ペットショップで購入することができます。
キツネを飼育したい人にとっては物足りないかもしれませんが、キツネを飼育する上で1番現実的なのがフェネックです。
大きな耳が特徴のキツネで、北アフリカの砂漠地帯に生息しています。
フェネックはブリーディングが盛んに行われていて、人に懐きやすい個体が選別されて繁殖されています。なので、他の種類のキツネに比べて人に慣れやすいです。
ただ、それでも臆病で警戒心の強い性格をしているので人に懐くまでは時間がかかります。
キツネの中では飼育しやすい部類ではありますが、飼育は大変で鳴き声も大きいので、フェネックを飼育する場合はちゃんと飼育設備を整えてから飼育を始めるようにしましょう。
フェネックの販売価格は90万円ほどのことが多いです。ブリーダーから購入するともう少しやすい値段で購入することができます。
フェレットはなつく?フェレットを懐かせる方法やしつけについて紹介!!
アカギツネ
アカギツネは日本にも生息していますが、日本以外にも北半球に広く生息しているキツネです。
日本に生息しているホンドギツネとキタキツネはアカギツネの亜種になります。アカギツネの尻尾の付け根には臭腺があり、独特の匂いがします。
体長は大きくなると90cmほどまで成長するので、中型犬ほどのサイズになります。
アカギツネを取り扱っているペットショップやブリーダーはなかなか見つからないので、、入手がとても難しいです。個人でキツネを輸入しようとしても検疫が厳しくて、輸入するのが難しいです。
アカギツネを飼育したい場合はエキゾチックアニマル専門店などに相談して海外から輸入してもらうとブリーダーを探してもらうのがいいと思います。
ギンギツネ
ギンギツネもアカギツネの亜種です。
アカギツネは赤い体毛をしていますが、ギンギツネは灰色の体毛をしています。ギンギツネは家畜化されたことにより人に慣れやすい個体も生み出されています。
ギンギツネもアカギツネ同様に販売しているお店やブリーダーが少ないので、エキゾチックアニマル専門店などで探してもらうようにしましょう。
キツネがペットとして人気になるのも近いかもしれません。
50年も昔からロシアではキツネを家畜化する研究が勧められています。この研究では飼育がしやすいように、攻撃性の低い個体同士を掛け合わされています。
人懐っこい個体を掛け合わせて、その子供の中からさらに人懐っこい個体を選別して掛け合わせることを50年も繰り返しています。
現在では犬と同様に人に人に対して従順な態度を示す個体も出てきています。
品種改良を続けることで、撫でられることを喜んだり、スキンシップを好むようになったそうです。ロシアではペットとして飼育されることもあるので、ギンギツネを飼育したい場合はエキゾチックアニマル専門店の方に輸入を手伝ってもらい購入するのがいいと思います。
販売価格は輸入の費用などかかるので、100万円以上になると思っておきましょう。
キツネの飼育設備について
ペットを飼育する場合は事前に飼育環境を準備しておく必要があります。
ペットが安心して生活することができるように飼育環境を整えておきましょう。キツネは好奇心も法制ですが、臆病な性格をしているので、落ち着ける場所がないとストレスになってしまいます。
それではキツネを飼育する際の設備について紹介します。
飼育ケージについて
キツネは運動用が多い動物なので、可能であれば室内に動き回れるスペースを作ってあげてください。
外出する際などキツネに家の中を動き回られたら困る場合はケージに入れておきましょう。狭いとストレスになるので、ある程度大きくて動き回れるぐらいの広さのものを用意してください。
トイレについて
キツネはトイレを覚えることができません。
フェネックはトイレを覚えることがあるので、トイレでちゃんとフンをすることができたらしっかりと褒めて根気よくトイレを覚えさせてください。
基本的にはトイレを覚えることはできないので、キツネを飼育する際はどこでトイレをしてもいいようにペットシーツを敷いてどこでトイレをしてもいいようにするか、トイレをしたら小まめに掃除をする必要があります。
餌について
キツネはドックフードやキャットフードを与えて飼育することができます。
キツネは雑食性なので、ドックフードやキャットフードの他にはお肉や野菜、果物も食べることができます。糖分や脂肪分が多いと肥満になってしまうので、お肉は脂質の低いササミなどを焼いてから与えてください。
キツネを飼育する際の注意点について
キツネをペットにするのは簡単ではありません。
犬や猫のようにペットとして一般的でなく、ペットとして改良されているわけでもないので、野性味が強くペット向きではありません。
そんなキツネをペットとして飼育する場合は様々な注意点があります。簡単にキツネをペットにする際の注意点を紹介します。
鳴き声が大きい
キツネの鳴き声は甲高く、よく響くの近所の迷惑になってしまいます。キツネは特に夜に泣くことが多いので、飼育する場合は鳴き声に対してしっかりと対策をする必要があります。
牙が鋭い
キツネは牙が鋭く噛む力が強いので噛まれたら大怪我をしてしまいます。
また、ペットとしてブリーディングされているキツネでも狩猟本能があるので、遊んでいるつもりでも急にスイッチが入って噛まれてしまうことがあります。小動物などを追いかけて狩りをしてしまうことがあるので、小動物とは一緒に飼育しないようにしましょう。
動物病院が少ない
最初にも紹介していますが、キツネは一般的なペットではないので、キツネを診察してくれる動物病院は少ないです。
なので、キツネやフェネックを飼育する場合はエキゾチックアニマルを診察してくれる病院を探しておきましょう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません