コツメカワウソの飼育は難しい?飼育方法や必要な設備、飼育の注意点を紹介!
コツメカワウソは見た目も可愛らしく近年とても人気のペットです。飼育するのは大変ですが、ペットとして飼育することができるので、飼ってみたい人も多いと思います。今回の記事では、コツメカワウソの飼育方法や飼育する際の注意点を紹介します。
コツメカワウソは見た目が可愛らしく、仕草もとても可愛いので、水族館などでもとても人気の動物です。近年ではペットとしての人気も増えてきているので、飼ってみたい人も多いと思います。
ただ、ペットとして一般的な動物ではなく、飼育方法も確立していない部分が多く、飼育の難しい動物です。珍しい動物なので、コツメカワウソを診療してくれる動物病院も少ないので、コツメカワウソを飼育する場合は、しっかりと情報収集をしたりコツメカワウソを診察してくれる病院を探すなど準備をしてからお迎えする必要があります。
今回の記事では、コツメカワウソの飼育方法や飼育する際の注意点を紹介するので、興味がある方はぜひ読んでみてください。
コツメカワウソについて
日本でペットとして流通しているカワウソのほとんどがコツメカワウソになります。
爪が小さいのが名前の由来になっていて、爪が小さいのでひっかかれて怪我をすることはほとんどありません。東南アジアに生息しているカワウソで、カワウソの中でも小型の種類で、体長は40〜60cmほどになります。
体長が40〜60cmと言われるとちょっと大きく感じるかもしれませんが、体の割に尻尾が長くて太いので、体だけでみたらそこまで大きくありません。
この太くて長くて長い尻尾を使って水中でバランスを取ることができます。
野生下では10匹ほどの群れを作って生活しているので、社会性があり人にも慣れやすいです。また、人懐っこい性格をしているので、慣れてくれればスキンシップを楽しむことができます。
コツメカワウソの性格について
コツメカワウソは好奇心が旺盛で、おもちゃを使って遊んだりすることがあります。昼行性なので、動物園に行けば楽しく遊んでいる姿を見ることができます。
先ほども紹介しましたが、群れを作って集団で生活しているので、1人っきりにしているとストレスを感じてしまうので、なるべく一緒にいる時間を作るようにしましょう。
コツメカワウソの寿命について
コツメカワウソの寿命は10〜15年ほどだと言われています。
ペットとして飼育されることが少ないので、情報が少ないので性格な数字はわかっていませんが、自然下での寿命は10〜15年ほどだと言われてます。
ストレスの少ない飼育下であればさらに長生きすることもあるので、飼育する場合は最後まで飼いきれるかよく考えてからお迎えするようにしましょう。
コツメカワウソの値段について
コツメカワウソは国際取引が禁止されているので、値段がとても高いです。日本では繁殖個体しか購入することができず、販売数も少ないのでとても高額で取引されています。
ショップによって値段は違いますが、100〜150万円ほどで販売されていることが多いです。コツメカワウソは密輸された個体が販売されている事もあるので、購入する場合は注意してください。
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コツメカワウソの購入方法
コツメカワウソを購入するには国内で繁殖された個体か、現在国内にいる個体を購入する必要があります。
コツメカワウソは先ほども紹介しましたが、繁殖させることがとても難しい動物なので、繁殖個体はほとんど販売されていません。
国内繁殖個体でも販売や譲渡には国への登録が必要になったので、購入する場合はちゃんと登録されている個体を購入して、違法に輸入されたカワウソは購入しないようにしましょう。
コツメカワウソの飼育方法について
コツメカワウソを飼育する場合はしっかりと飼育環境を整えてからお迎えするようにしましょう。
それではコツメカワウソの飼育方法について紹介します。
飼育ケージについて
カワウソは好奇心が旺盛なので、放し飼いをしているとイタズラをして部屋を汚してしまったり、怪我をしてしまったりすることがあります。
なので、飼育する際は飼育ケージを用意しましょう。
コツメカワウソは体長は小さいですが、運動量が多く活発に動き回るので飼育ケージが小さいとストレスになってしまいます。
飼育ケージは大きなフェレット用のケージや犬用のケージを使用するのがいいと思います。あまり狭いとストレスになってしまうので、なるべく大きなケースを用意するようにしましょう。
可能であれば70cmほどの飼育ケージを使用して、飼育ケージの周りに犬用のサークルなどを設置すると運動するスペースを確保することができます。
水浴び用の容器
カワウソを飼育する場合は毎日水浴びをさせる必要があります。水浴びができないとストレスになってしまうと注意してください。
容器は大きなトロ舟などを使用するのがいいと思います。
コツメカワウソは水辺に生息している動物で、水中に入って餌を探します。なので、1日に最低でも2回は水浴びができるようにしましょう。水浴びをすることでストレスを発散したり、毛についた汚れや脂を洗い流すことができます。
水浴びをさせる場合は毎回水を交換する必要があるので、お風呂などあまり大きな容器で水浴びをさせると水道代が高くなってしまうので気をつけてください。
トイレ
カワウソはトイレを覚えることができます。食べる餌の量も多く、フンも多いので、トイレは用意しておきましょう。
トイレは犬用や猫用のペットシートを敷いて使用することができます。コツメカワウソのフンがついているペットシートをトイレにおいておけば、そこをトイレと覚えてくれます。
保温器具
コツメカワウソは暖かい地域に生息しているので、飼育する場合はエアコン保温器具を使用して暖かい場所で25度前後になるようにしましょう。
寒くなると体調を崩してしまうことがあるので、冬場は特に気をつけてください。
隠れ家
コツメカワウソは地面に穴を掘って、そこで生活をしています。必ず必要な訳ではありませんが、飼育する場合は落ち着けるように隠れ家を用意してあげてください。
隠れ家は猫用のものを使用するのがいいと思います。
おもちゃ
好奇心が旺盛で遊ぶのも好きなので、おもちゃも用意しましょう。おもちゃは犬用のものなどを使用することができます。
おもちゃは間違って飲み込んでしまわないようにある程度大きなものを選ぶようにしてください。
カワウソの餌について
カワウソはフェレットフードやキャットフードを与えて飼育することができます。キャットフード以外には魚や甲殻類なども好んで食べます。
カワウソは飼育されている数も少ないので、餌についてわかっていないことも多いですが、メインとして同じイタチ科のフレットフードを与えて、副食として魚や甲殻類を与えるのがいいと思います。
餌の量については体重の10〜15%ほどを目安に与えるのがいいとお言われています。ただ、年齢によって代謝も違うので、日々体重をはかりながら体重を目安に与える餌の量を調整するようにしましょう。
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コツメカワウソを飼育する際の注意点
コツメカワウソはペットとして飼育されている数も少なく、わかっていないことが多いです。
例えばカワウソから人間に移る病気がないのかなどもわかっていません。カワウソは繁殖個体も販売されているそうですが、その数は少なく、ほとんどがタイなどで捕獲された野生個体です。
野生動物なので、獰猛な面もあります。顎の力も強いので、噛まれれば怪我をすることがあります。
飼育方法も確立しているわけではないので、自分で飼育しながら試行錯誤をしなければいません。
ネットなどではカワウソの可愛らしい動画などがたくさんありますが、人への慣れやすさは個体によって違うので、飼ってみたら想像と違っていたということもあると思います。
遊ぶのが好きなので、なるべく構ってあげる必要があるので、しっかりと時間がとてない場合は他のペットを飼育するのがいいと思います。
カワウソは噛む力が強い
カワウソは貝や甲殻類を噛み砕いて食べているので、噛む力はとても強いです。
噛む力は大型犬並みだと言われていて、本気で噛まれると大怪我をしてしまいます。飼い主に懐く動物ですが、ふとした瞬間に本気で噛んでしまう可能性もあるので、飼育する場合は取扱に気をつけてください。
動物病院が少ない
コツメカワウソは一般的なペットではないので、コツメカワウソを診察して暮れる動物病院が少ないです。
どこの動物病院でも診察してくれるわけではないので、飼育をする場合はあらかじめ診察が可能な動物病院を調べておきましょう。
あらかじめ調べておくことで、急な病気や怪我をしてしまったときに慌てなくてすみます。
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